カール・セーガン 科学と悪霊を語る、心は実験できるか?

カール・セーガン 科学と悪霊を語る

カール・セーガン 科学と悪霊を語る

やっぱおもしろいね、この人の本は。
心は実験できるか―20世紀心理学実験物語

心は実験できるか―20世紀心理学実験物語

心理学の実験を10個紹介してる本です。
内容的にはちょっと微妙かな。
ほとんど知ってる話ばっかりだったし。
でも「ミルグラムの電気ショック実験」の当時の参加者にインタビューしてたり、結構掘り下げてる部分もあっていい感じ。
この本で一番興味深かったのは実験の参加者がみんなあの実験を鮮明に覚えてること。
そして実験が彼らの人生に良くも悪くも大きな影響を与えてること。
これは彼らにインタビューしてみなきゃ分かんないしね。
注意するべきなのはウソが混じってるかもしれないってこと。
出版後心理学者やスキナーの遺族から抗議が来て、文章を削ったりしてるらしい。
訳者もこの件にはついては後書きで皮肉めいたこと言ってます。