東京国立近代美術館に行ってきた

気になった作品とか。


・原田直次郎「騎龍観音」
素直にカッチョいいよねこれ。
龍と観音様という東洋宗教が主題だけど西洋的なイメージも入ってるし。


・南薫造「少女」
癒される絵。
柔らかいタッチで明るく書いてあって、日常を切り取った感じがよかった。


古賀春江 「海」
国立近代美術館の中でも一二を争うくらい有名な作品か?
美術の教科書とかにも出てるの見たことあるし。
古賀作品は何枚か展示してあったんだけど、これ以外は正直よくわかんなかった。
これは足を止めて細部までじっくり見て楽しめた作品。


・アルフレッド・スティーグリッツの写真各種


・特集  北へ―北井一夫須田一政森山大道
東北地方太平洋沖地震の関係で東北関連の展示をやっててそれの第二弾。
地震前とその後を直接写した写真じゃないんだけど昭和の在りし日の東北の日常を切り取った写真展示。
地震関連ということで意味付けされてしまうってのがしょうがないんだろうけど、単体の企画としても個人的には好きな展示でした。


・「イケムラレイコ うつりゆくもの」
イケムラレイコの日本では初めてとなる回顧展ということて、初公開作品多数。
展示もきっちり作りこまれてて見る価値は大いにあるんじゃないでしょうか。
正直あんまし知らない作家だったし通常展示以上のお金払うの一瞬迷ったんですが、入ってよかったー。
人多くなかったしじっくり作品見て回れました。


・レオ・ルビンファイン 傷ついた街
同時多発テロの時WTC直下に住んでた写真家が事件そのものではなく、そこにいた人々を写していた。
そのあと世界各地のテロがあった現場に行って事件そのものではなく、その土地の人々の表情から内面を読み取ろうとするという試み。
正直通常展示より何よりこれが一番よかった展示だったかな。
まあこの企画のポスター見て近代美術館いって見ようと思ったんですけど、期待以上のものでした。
あまりによくてカタログ買っちゃったよ。
正直写真だけから何かを読み取るってのは微妙なとこなんですけど、一緒に書いてある本人のテキストを含めて買う価値アリかなと思って。