全学連と全共闘

これは結構面白かった。
著者の年齢が全共闘から一世代後だけに、よく分かんないから調べて当事者にインタビューしてって感じにまとまってる。
内容的にはとりあえずの流れを押さえてるので、入門者(っていうのもどうかと思うけど)にはオススメの本なんじゃないかと。
で何がおもしろいって当時の運動家に色々聞いてるんだけど、当然よく分かんないとことか矛盾だらけの行動に(言葉は丁寧だけど)容赦なく突っ込んでるのね。
「何でこんなバカやってるの?」「革命信じたわけないよね」(意訳)とか丁寧だけど相手にはこう聞こえるんだろうなーってきつい質問。
このへん当時の運動家が何考えてたのか、そして今なお活動してる人たちが当時をどう振り返るのかが何かリアルに聞こえてくるところです。

全学連と全共闘 (平凡社新書)

全学連と全共闘 (平凡社新書)