分断の街で

去年東京国際レズビアン&ゲイ映画祭で上映されてたらしい。
http://tokyo-lgff.org/2009/program/pre/16_city.html

エルサレムにある「シュシャン」という名のゲイバー。エルサレム初のゲイの市協議会議員サアル・ナタネルが開いたこの店に、人々は宗教、民族、差別の壁を越えて、自分が自分らしくあることを求めて、集い合う。命がけで西岸から壁を越えやってくるパレスチナ人のブーディ。かつてイスラエルの兵士であり、ゲイプライドパレードの最中に同胞のユダヤ人に刺されたアダム。ユダヤ人とアラブ人のレズビアン・カップルであるサミラとラヴィト。異なる世界に生きる人々が、お互いを認めあえる場を…。そんなナタネルの思いの結晶であるこの店が与える影響は、やがて店の外にも広がっていく。宗教や文化が複雑に絡み合う街を舞台に、人間の尊厳とは何か、人々を分断する壁とは何かを問う傑作ドキュメンタリー。韓国出身のユン・スー監督作品。

という内容。
題材的には重い内容ですし、実際出てる人も命の危険を感じて(LGBT的・民族・人種的な意味で)いる人もいたりするんですが、面白いドキュメンタリー映画だったかなと。
映画の背景としてはエルサレムとその他の都市だと(聖地的な意味で)同性愛への寛容度に差があったりとかいうような話もあるみたいですが。
だからエルサレムでゲイバー開いてたりすると特に各方面から圧力かかってくるみたいですね。
同性愛意外にも民族・宗教的な面での差別もあるのでそのへんの予備知識がないと分かりづらいところもあり、まったく興味ない人に勧められるかっていうと微妙なところですけど。